飛鳥時代から奈良時代にかけての「文化」は、時代ごとに特色ある名前がつけられていて、それぞれ外国(主に中国や朝鮮)の影響を受けながら、日本独自の発展を見せています。

文麻呂
ざっくりと以下の3つに分けられるよ。
ひとつずつ見ていこう。
① 飛鳥文化(あすかぶんか)
② 白鳳文化(はくほうぶんか)
③ 天平文化(てんぴょうぶんか)
① 飛鳥文化(あすかぶんか)
時代:6世紀後半〜7世紀前半(聖徳太子のころ)
特徴:
- 日本で最初の仏教文化
- 中国や朝鮮(百済など)から仏教・儒教・医学・建築などが伝来
- 政治や宗教に仏教を取り入れようとした(聖徳太子が中心)
代表例:
- 法隆寺(現存する世界最古の木造建築)
- 釈迦三尊像(飛鳥彫刻の代表。作者:鞍作止利)
- 仏教伝来で寺院建設が活発に
② 白鳳文化(はくほうぶんか)
時代:7世紀後半(大化の改新~壬申の乱のあと)
特徴:
- 天武・持統天皇の時代
- 仏教の広まりとともに、芸術や建築がさらに洗練された
- 唐(中国)との交流が進んだ
代表例:
- 薬師寺の金堂・薬師三尊像
- 興福寺の阿修羅像(※後の時代に移されたが原型はこのころ)
- 富本銭(日本最古の貨幣)
③ 天平文化(てんぴょうぶんか)
時代:8世紀前半(奈良時代/聖武天皇のころ)
特徴:
- 国家と仏教ががっちり結びついた時代(鎮護国家思想)
- 東大寺・正倉院など、大規模建築と仏教芸術がピークに
- 唐の影響が強く、国際色豊か
代表例:
- 東大寺・盧舎那大仏(奈良の大仏)
- 正倉院宝物(シルクロード経由の異国風な品がたくさん)
- 鑑真(唐から来日した僧)が戒律を伝える
- 『古事記』『日本書紀』『万葉集』などの文学もこの時代
ポイントまとめ
- 仏教がキー! すべての文化に共通して仏教が深くかかわっている
- 中国との関係が深まる ほどに芸術や制度が高度に
- 天平文化=奈良時代の文化の代名詞 としてよく出題される!
| 文化名 | 時代 | 中心人物・特徴 | 主な建物・美術 |
|---|---|---|---|
| 飛鳥文化 | 6C後半〜7C前半 | 聖徳太子・仏教伝来 | 法隆寺・釈迦三尊像 |
| 白鳳文化 | 7C後半 | 天武・持統・唐文化 | 薬師寺・阿修羅像 |
| 天平文化 | 8C前半(奈良時代) | 聖武天皇・国家仏教 | 東大寺・正倉院・大仏像 |

