
文麻呂
『古事記(こじき)』は、日本最古の歴史書で、神話から天皇の系譜までをまとめた書物です。
全体をざっくり・わかりやすく要点をまとめますね。
目次
🌸『古事記』ざっくりまとめてみたよ!
成り立ち
- 完成:712年(奈良時代)
- 編者:太安万侶(おおのやすまろ)/語り部:稗田阿礼(ひえだのあれ)
- 天皇家の正統性を示すためにまとめられた、「神話+天皇の家系図」みたいな書物。
全体の構成は3部
- 上巻(じょうかん):神話の世界(天地創造~神々の時代)
- 中巻(ちゅうかん):初代神武天皇~第15代応神天皇まで
- 下巻(げかん):第16代仁徳天皇~第33代推古天皇まで
🐉 上巻:神々の時代(日本のはじまり)
天地開闢(てんちかいびゃく)
- はじめに「天」と「地」が分かれ、神々が現れる。
- 最初に登場するのは「アメノミナカヌシ」などの造化三神。
イザナギとイザナミ
- 男女の神が「国生み(日本列島を作る)」をする。
- イザナミは火の神を生んで亡くなり、黄泉の国(死者の国)へ。
- イザナギが黄泉を訪れるが、腐ったイザナミを見て逃げ帰る(黄泉比良坂の伝説)。
- 禊(みそぎ)で生まれたのが三貴子(さんきし)!
三貴子の誕生
- 天照大神(あまてらすおおみかみ):太陽の神(天界を統べる女神)
- 月読命(つくよみのみこと):月の神
- 須佐之男命(すさのおのみこと):嵐と海の神、問題児
天岩戸(あまのいわと)
- 暴れるスサノオに怒ったアマテラスが岩戸に隠れ、世界が真っ暗に。
- 八百万の神がダンスパーティーで誘き出す→世界に光が戻る。
スサノオの英雄譚
- 出雲の国で八岐大蛇(やまたのおろち)を退治!
- クシナダヒメと結婚し、草薙の剣(くさなぎのつるぎ)を得る。
オオクニヌシの国づくり
- スサノオの子孫、オオクニヌシが出雲で国づくりをする。
- でも「天孫(あまつこ)ニニギ」が地上に降りるため、国を譲る(国譲り神話)。
ニニギの天孫降臨
- 天照大神の孫・ニニギノミコトが、地上(高千穂)に降臨。
- 稲穂を手に「農耕の神」として地を治める。
- 木花咲耶姫(このはなさくやひめ)と結婚。
👑 中巻:神武天皇の登場~応神天皇
初代・神武天皇(じんむてんのう)
- ニニギの子孫。九州から大和へ「東征」し、初代天皇となる。
- 神の血を引く「神武の末裔」が天皇家である、というロジック。
続く天皇たち
- 2代~15代は神話と歴史の中間くらい。系譜中心で物語性は少なめ。
🏯 下巻:仁徳天皇~推古天皇
仁徳天皇(第16代)
- 「民のかまどが煙っていない」→国民が貧しいと見て課税を3年間やめる。
- 理想の徳のある王として描かれる。
雄略天皇(第21代)
- 気性が荒く、豪族を粛清して中央集権を進めたと言われる。
- 古代天皇の中でも「暴君系ヒーロー」。
継体天皇(第26代)
- ここから実在性が高いとされる。
- 系譜が少し飛ぶので、「王朝交代説」もある。
推古天皇(第33代)
- 日本初の女性天皇。
- 聖徳太子を摂政にして仏教を導入、冠位十二階や十七条憲法もこの時代。
📝『古事記』のポイント・特徴
- 神話と歴史が混ざっている
- 天皇家の正当性を強調する内容
- あくまで「物語としての歴史書」
- 同時期に書かれた『日本書紀』はより公式で、漢文スタイル
💬 最後に、さらにざっくりまとめると…
『古事記』は、
「天地ができて神々が生まれ、神の血を引く王が現れ、日本という国を治めていく」
という、神話から歴代天皇までをつなぐ“日本のはじまりの物語”です。

